コイルスタンダード

コイルファスナー
エレメントが螺旋(コイル)状になっているファスナーです。金属ファスナーやビスロン®︎ファスナーに比べ柔軟性があります。ポーチやカバンなどラウンド状になるものにもエレメントの角が立たなくスムーズに開閉できて使いやすいです。
エレメントが独立せず繋がったままテープに縫い付けられているので横引きの力にとても強く、エレメントがかけにくい構造になっています。エレメントが錆びたり腐食しないのでスポーツウェアやカバン、ポーチ、テント、寝具カバーなど様々なものに使用されています。
サイズ3と5はテープの裏面を表にしたエレメントが見えない裏使いの仕様も展開しています。ファスナーのエレメント部分を隠しシンプルでスタイリッシュなデザインにお勧めです。

アイテムバリエーション

サイズ チェーンタイプ 製品区分
逆開 チェーン
2 CF
3
45
5 CIF
8 CF
10

テープカラーバリエーション

  • グローバルカラーカード

5CIFの新しい特殊仕様コード(2013年10月より)

上止
樹脂射出上止 金属上止
(特殊仕様無し)
樹脂溶着上止
(P-TOP)
止製品
(下止)
樹脂射出下止
TB-IPOM
金属下止
(特殊仕様無し)

P-TOP
樹脂溶着下止
(Y-BTM)

Y-BTM

P-TOP/Y-BTM
開製品
(開具)
樹脂射出開具
TO-IPOM
金属開具
(特殊仕様無し)

P-TOP
逆開製品
逆開具
樹脂射出逆開具
TM-IPOM
金属逆開具
(特殊仕様なし)

P-TOP
※ ○: 生産可能 /   - : 生産不可
※ 下段 : 特殊仕様コード

注意点

No.3コイルファスナー(3CF)開・逆開製品使用上のご注意

  • 3CF開・逆開製品は薄手生地用ファスナーです。開部横方向に大きな負荷をかけたり、ひねりの力が加わりますと、ファスナーが壊れる恐れがあります。またフロントによく使用されるNo.5コイルファスナーの開具の5割程度の横引強度しかありませんので、重量感のあるニット製品や厚手生地、または着用時に負荷がかかる場所へのご使用はお避けください。ご使用に関しては、十分に事前確認していただきますようお願いいたします。
  • アイロン時はファスナーを閉じ、当て布をして130℃以下で行ってください。高温で直接アイロンを当てると樹脂開具が溶ける恐れがあります。また、アイロン時の引っかけで箱が破損することの内容ご注意ください。
  • 開具横の樹脂部分は縫製できませんので、樹脂が無い部分を縫製するようご注意ください。

樹脂上止縫製時のご注意とお願い

  • ファスナー縫製時に、上止部分にミシンのアタッチメントや送り歯が接触して傷やバリを発生させた場合、肌を傷つける恐れがあります。上止部付近や上耳の縫製時にはミシンのアタッチメントや送り歯が接触しないようにご注意ください。

コイルファスナー縫製時のご注意とお願い

  • 裁縫時の金属上止際付近の強引な折り曲げはテープ内のエレメント切口部を突出させ、着用時の怪我の原因となる場合があります。対策としまして、折り曲げ位置を上止より5mm以上余裕をもって曲げてください。またはP-TOP製品(樹脂上止)をご使用ください。

ライナーや3WAYに使用する際のご注意

  • コートのライナーや3WAYのアウターなどでは、ファスナーが左右別々に縫製されるケースがあります。ファスナーは発注寸法が同じでも、製造工程上の理由により、左右が違うファスナーを組み合わせようとすると、ねじれたり、左右の寸法が異なることがあります。特にこの現象はコイルファスナーに多く起こりがちです。金属ファスナーやビスロンファスナーはエレメントが独立しているのに対し、コイルファスナーはエレメントが連続しているため、エレメント間のピッチを固定することが非常に難しいためです。そのためファスナーの左右を別々に縫製する場合は、エレメント数を合わせるため、発注の際に特殊仕様”MUSI”をご指定ください。この特殊使用を指定された場合、エレメント数は一致しますが、寸法公差を通常品より若干大きく設定させていただいています。

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