
エレメント、エレメントとテープの縫い目が表に出ない特殊な構造のファスナーです。ワンピースの背中や脇、スカートのウエストの部分によく使われます。ダウンジャケットのポケットや内ポケット、隠しポケットなど服全体のデザインの邪魔をしたくない場合にお勧めです。そこにファスナーがあることを感じさせず機能を付加できます。サイズ3と5にはオープンの規格もあります。止製品はファスナーの特性上、あき寸法より3cmほど長めのものをご注文ください。縫製の際はYKK製コンシールガイドの使用をお勧めします。
アイテムバリエーション
サイズ | チェーンタイプ | テープ | 製品区分 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
止 | 開 | 逆開 | チェーン | |||
2 | CH (CC) |
BP3 | ○ | – | – | – |
3 | P | ○ | – | – | – | |
5 | PW16 | ○ | – | – | – |
テープカラーバリエーション
- グローバルカラーカード
注意点
- BP3はニットテープ、P/PW16は織テープです。
- サイズ3の開具は金属製、サイズ5の開具は樹脂製になります。
- 発注するときは実際のあき寸法より2~3cmほど長めのものをご用命ください。
縫製するとき
- 長者のコンシール®︎を使用して、遊環下止を止めた後に縫い残しのチェーン部を切り取る場合は、断ち端の処理をお願いします。
- 縫製の際にはYKK(株)製ミシンガイドのご使用をお勧めします。
- エレメントの際を縫うと、開閉が重くなります。特に生地の切り返し部等、生地厚の変わる部分ではパンクや故障の原因となることがあります。
- モヘア等、毛足の長い素材や繊維組織の粗い素材では、生地の噛み込みや生地糸の引っ掛けを起こすことが考えられますので、縫い位置を少し離したり、生地を噛まないようにするなどの配慮が必要となります。
- 遊環下止は、あき止まり表地部分のほつれを防止するためにつけています。縫製品あき止まり位置より5mmほど上に移動させて治具で止めることにより、スライダー開閉による糸切れを防止します。(遊環下止を加締める治具として、専用のコンシール®︎プライヤーもご用意しています。
- コンシール®︎の上手な縫い方
洗濯・クリーニングをするとき
- スカート、ワンピースなどは、スライダーを最上部まで上げ、ホックを掛けた状態で洗濯またはクリーニングをしてください。エレメントにかかる負担が減少し、ファスナーの故障を避けることができます。
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