主にパンツの前立てに使われるワンウォッシュなどの洗い加工に優位なジーンズ用ファスナーです。ポリエステル(Pテープ)とコットン・ポリエステル交織テープ(CPテープ[YG,YNのみ])の2種類のテープをラインナップしています。(但し、サイズ4の開製品はCPテープの展開はございません) スライダーの組み合わせについてはGから始まるプレス加工のGSBN8やGAタイプをお勧めいたします。 強い薬品などでのバイオ加工をされる場合はエレメントやスライダーが変色する可能性がございます。よく検証のうえお使いください。
アイテムバリエーション
サイズ | 製品区分 | |||
---|---|---|---|---|
止 | 開 | 逆開 | チェーン | |
3 | ○ | ○ | – | ○ |
4 | ○ | ○ | – | ○ |
5 | ○ | ○ | – | ○ |
エレメントカラーバリエーション
サイズ | アルミ | 丹銅 | 洋白 | ||||
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ゴールド | アンティー クゴールド |
アンティー クシルバー |
ダルシルバ ー |
黒染 | |||
3 | – | YGR | YGRKB | YGRTH | YGRDS | YGRK | YNR |
4 | – | YG | YGKB | YGTH | – | – | – |
5 | – | YG | YGKB | YGTH | – | – | YN |
テープバリエーション
- グローバルカラーカード
- CPテープ専用カラー 501(白),N582(生成),J196S(下段写真参照)但しサイズ4開製品はCPテープの展開はございません。
注意点
- 洗い加工の方法によっては変質等の恐れがありますので、必ず事前に品質確認テストを行ってください。
- 銅合金製のため、酸、アルカリ、還元剤、硫化物等の薬品に反応し変色する場合があります。生地布は十分に洗浄、乾燥したものをお使いください。またこれらの反応は高温多湿時に起こりやすいため、製品仕上げにスチームアイロンなどをお使いになる際は十分に乾燥させてから包装してください。
- 皮革製品に使用されるなめし剤の残留によって変色を起こす場合があります。なめし加工後の洗浄中和を十分に行った材料を使用してください。
- YGK(YGRK),YGKB(YGRKB),YGTH(YGRTH),YGDS(YGRDS)は表面処理を施しているためストーンウォッシュなどの後加工によっては表面が傷ついたり変色する場合があります。
銅合金ファスナーの注意点
- 銅合金は一般に酸、アルカリ、酸化剤、還元剤、硫化物等の薬品に反応し変色することが知られています。ファスナーに関しても生地等にそれらの成分が残留していると、金属エレメント、スライダー、上下止等の変色、移染の原因になります。耐食性が懸念される場合にはビスロン®︎ファスナー、コイルファスナーのご使用をお勧めいたします。
- 皮革製品に使用されるなめし剤や酸類の残留によって変色を起こす場合があります。なめし加工後の洗浄、中和を十分に行った材料を使用してください。またファスナー取り付け時の接着剤等に含まれる加硫剤や添加剤の影響で変色することがあります。
- 削れたり摩耗して内装の金属色が露出することがあります。ご了承の上ご使用ください。ストーンウォッシュなどの後加工によって表面が傷ついたり変色する場合があります。
- 品質特性上、使用状況及び開閉回数によってエレメント表面からメッキが剥がれることがあります。サンプルを十分評価した上で採用を判断してください。
- ウール、羽毛や他の獣毛を使った製品で漂白加工後の洗浄や中和が不十分であった場合エレメント変色の原因となります。十分に洗浄、中和、乾燥したものをご使用ください。
- エレメント変色の原因になりますので、スチームアイロン等をお使いになる際は十分に乾燥させてから包装ください。また製品保管の際は高温多湿の環境を避けてください。
- 硫化染料による変色はもとより、反応性染料(綿製品)を使用した生地との接触も脱色、変色、移染の原因となります。後染めや洗い加工を行う際は、ファスナーの変色、生地移染に対し十分なテストを行った上でご使用の判断をしてください。加工、仕上げ工程では湿潤状態での放置を避け速やかに十分な乾燥を行ってください。
靴に金属ファスナーを使用する場合の注意点
特にブーツに使用された金属ファスナーがパンクする事例が発生しておりますのでご注意お願いいたします。
- 撥水剤・艶出し剤・ワックス等が直接ファスナーのエレメントに塗布されると、ファスナーの強度(横引や突上げ強度)が著しく低下します。靴に撥水剤・艶出し剤・ワックス等を塗布する場合ファスナーのエレメントに付着しないように注意してください。
- ファスナーのバラシ縫い(スクランブル縫製)の場合、製造ロット固有の左右の微小なピッチの違いで、チェーン曲がりが生じやすく、強度低下や開閉性能に支障が発生祖ます。バラシ縫いの場合、左右のペアが合うようなNo付け等を行ってください。
- ファスナーエレメントの際(きわ)を縫われるとスムーズな開閉が損なわれ重くなり、スライダー摩耗が極端に増加し正常な開閉に弊害が発生します。ファスナー付けはエレメントの際(きわ)から3mm以上(No.5金属ファスナー目安)話して頂くことを推奨します。また、インナー比翼はスライダーと強く干渉しないように十分離してください。
- 下止めのない仕様の場合、縫いと接着等だけでは、下止性能にばらつきが生じやすくチェーン割れが生じるリスクが高くなります。下止め処理は確実に行ってください。
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